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アフリカ旅行記⑥新月の裸ナイト!?

執筆者の写真: 森をツナグ
森をツナグ
2024年2月23日
読了時間: 4分

更新日:2025年11月27日



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アフリカはクーラーがないことが多い

このロッジもかなりいい宿なんだけど

ファンだけだった

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一応つけて、蚊帳の中に寝るけど

いかんせん、蒸し暑くて寝苦しい

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日本なら窓を開け放って外気を入れるけど

蚊が入ってくると困る

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一応、網戸はついているものの

やっぱり開けるには躊躇があった

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佳子ちゃんを見ると、なんと裸

(パンツは履いてたよ!ちゃんと!)

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よく似たあけっぴろげの性格だから

お互い気にしてなかった

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それにしても寝られない

蚊が怖い!とか言ってられなかった

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仕方なくファンを切って

網戸にしてみると、涼しい…

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これなら寝られる

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隣のベッドに寝てた佳子ちゃんと

同じベッドで、隣同士で寝たくなった

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『こっち、来る?』

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『手を握りたい』

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佳子ちゃんに伝える

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出発前から佳子ちゃんとは過去のどこかで

会ってるよね、という話はしていた

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わたしは寝巻きを着てたけど

ないほうが繋がれる感じがしたので

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『わたしも脱ぐわ』といって

ふたりでまさかの裸になる笑

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ベッドに上を向いて寝てるので

お互いの裸をみるとかはない

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でも手を通して確かな繋がりを感じていた

相手の身体の、つぶさな状態が全てわかる

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どこの筋肉が、細胞がどうなっているかまで

わかるレベルで

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『昔もこうやって

お互いの身体を治してたね』

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過去は双子で

佳子ちゃんがお姉ちゃんだった感じがあった

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ほどなくして

佳子ちゃんとわたしの境がなくなって

外界とわたしたちの境もなくなって

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まるで自然も、地球も、宇宙も

全てが溶け合い

同時に全てが存在している…

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これがonenessの感覚か…

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感覚が昼間に見た木にも繋がっていく

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地中に張り巡らされた木の根っこに

意識が繋がる

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地中の栄養を根っこに蓄えて

地球の中心からエネルギーを吸っている

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遠くで象が歩いてもその振動は響き

サファリツアーで車が通ると振動で痛くて

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どんな微細な外部の環境も

全て木はキャッチしている感じがした

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雨が世界中を回っているので

海外の木々たちとも、確かに繋がっていて

情報を交換している

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だから太宰府のくすのきとも

確実に繋がっている

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戦争や飢餓が起これば、水の成分が変わる

それらを全て木はわかっていると直感した

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この日はちょうど新月

旧正月の、新しい始まりでもあった

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完全に満ち満たされた心と身体は

明け方、ようやく眠りについた

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翌日の朝もサファリツアーだ

この日は曇りで動物たちもあまり見えない

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と、そこにライオンがやってきた

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百獣の王というだけあって

堂々たる格好でゆうゆうとのし歩いている

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その後はヒョウ

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もうその時点で十分に満たされて

わたしたちは寝ていた笑

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そしたら最後に

『チーターだよ!』

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ガイドさんに起こされてみたら

チーターが目の前の道を横切ってる

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そのまま木にゆっくり登って

自分のナワバリをマーキングをしてる

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その姿の美しいことと言ったら


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無駄な贅肉が全て削ぎ落とされ

ひとつひとつの動きがなめらかだ

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すべすべで触りたくなるような肌に

ドット柄が美しく映える

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動物の生物としての欲求に従って

生きている姿のなんと美しいことよ

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人間も同じ生物なのだから

野生動物と同じように

自分の欲求をまっすぐに生きたら

どんなに美しく生きれるだろう

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もっと余計な概念を削ぎ落として

もっと自分の欲求に素直になって

美しい姿で生きたい

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そんなことを思った

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ガイドさんが興奮気味に

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『ライオン、ヒョウ、チーターがこんな一度に

見られるなんて、長年ガイドやってるけど

こんなことすごい久しぶり!

ほんとラッキーなことなんだよ』

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宇宙からのプレゼントだと思った

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心から繋がりあえる人たちと

自然と、木と、動物と、大地と、宇宙と

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緑の惑星で味わう

至福のまじわりだった



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福岡県 太宰府

© 森をツナグ

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