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『からだとわたし』シリーズ、読んでくださってありがとうございます!
先日、シリーズでお届けしていた『からだとわたし』。長い文章なのに、思った以上にみなさん読んでくださっていて。お会いした時などに感想を言ってもらえることが多くて、本当に嬉しいです 先日も『知子さんの文章読んでて、早く、早くって、つい子どもに言っちゃってるんじゃないかなって心配になって』と。 わたしも子どもがいたら、きっと『早く、早く』と言っていると思います。夫にも時々、つい言ってしまいます。自分がイライラしてる時、余裕がなくて焦ってる時。そういう時に『早く、早く』と言ってしまう。夫は悲しそうな顔をする。 『ともちゃんが子どもの頃、こういう気持ちになってたんだよね』と言う。本当にその通り。親と同じことを言ってしまっている。それに気づくと、呼吸を吸って、少し落ちついてから、ごめんねと謝ります。 子どもの頃のわたしは、言葉でうまく表現できなかったのだと思います。子どもの頃は、自分がどういう感情なのかも客観的に見つめられないし、親が早く早くというと、ただでさえ処理できない自分の感情をゆっくり見つめる時間も与えられません。しょうがないから、子どもは反発し

森をツナグ
2021年4月24日読了時間: 2分


『からだとわたし』エピローグ
▼エピローグ 『身体の声が聞こえるってすごいですね』とよく言われます。わたしも最初から聞けていたわけではありません。頑張って頑張って頑張って、食べすぎ飲み過ぎや、力を入れすぎてカチカチになった肩こり、モヤモヤして疼く腎臓、緊張や不安になると出る咳… 身体の声を聞くどころか、身体を痛めつけていました。 10年前、整体を勉強しはじめて、少しづつ身体を大切にしはじめて、5年前、太宰府に来て、自然の中で散歩して。『ここの場所に来るとわたしは気持ちいい』と少しづつ自分の感覚を信じていけるようになりました。 それまでは、ガイドブックや人の評価で、『有名』とか『この場所は素晴らしい』と書いてあると、わたしもそう感じなければいけないんだ、とどこかで思っていたのだと思います。 でも自分の感覚をひとつひとつ信じていき、自然の美しさやリズムを身体の中に取り込んでいったら、少しづつ、身体と心が楽になり、身体と心の声が聞こえるようになってきました。 今回、トライアスロンを通して、身体の声を徹底的に聞きました。これまでもずっと身体の声を聞いて積み重ねてきたので、総

森をツナグ
2021年4月16日読了時間: 3分


『からだとわたし』その10(最終話)
▼その10 (前回のお話)トラブル続きで不安になる中、前日は石垣島一周をドライブして美しい自然を満喫、エネルギー満タン!でも夜のゴーゴーという外の風、パンクの対応、不安いっぱいで迎えた当日の朝。 あまり眠れず、ぼーっとした顔。顔にしまりがない時は力が外に流れていて、集中できていない状態。これじゃいかん、鏡の前で石垣島の自然を思い浮かべて、風とともに走るイメージを持って身体の中に落とし込む…スッとイメージが入り込み、顔をもう一度見る。キュッとしまっている。うん!行ける! ↑顔を見ると自分の状態がわかります。外に広がっているか、内側にしまっているか。集中できている時は、ぐっと内側に顔がしまってます。 会場について、エメラルドグリーンの海を目の前にした途端、よし!完走できる!とスイッチが入りました。そもそもトライアスロンをはじめようと思った理由のひとつは、海で泳ぎたかったから。海が大好きだけど、一人で泳ぐのは怖い。みんなと一緒に安全な環境で泳げるのって最高じゃん!と。 スタート前の試泳の時。わぁー!ついに海で泳げる!と嬉しくて嬉しくて、不思議

森をツナグ
2021年4月15日読了時間: 4分


『からだとわたし』その9
▼その9 (昨日のお話)『不安』に押しつぶされそうになりながら、なんとか自分を取り戻し空港へその矢先、一番大切なものを忘れていたことに気付きました。 一番大切なもの、、、大会事務局から事前に送られてきたゼッケン自分と自転車とヘルメットにつけるゼッケン持ってこなきゃと思ってて、忘れたーーーーダンナさんに頼んで持ってきてもらっても、もう間に合わない時間(涙) 一緒にいたグループの方に相談したら『ダンナさんに頼んで、明日、飛行機でくる人に渡したらいいんじゃない?』と言われて、そっか!と気持ちをたてなおし、ダンナさんと仲間に連絡を取り、その日の夜にダンナさんが仲間の自宅まで持っていってくれる段取りに…はぁぁぁよかったぁ!!! ほっとして飛行機に乗ったら、耳抜きがうまくできなくて耳が痛い… 胃と耳は繋がってます。不安と緊張で胃が硬くなったから、うまく耳抜きできないんだなぁと実感。以前ダイビングをやっていた時も、耳抜きが痛くてネックでした。1ヶ月前、実家から帰ってくる時のフライトは、スムーズに耳抜きができたことを思い出しながら、あの時はストレスなかったも

森をツナグ
2021年4月14日読了時間: 4分


『からだとわたし』その8
▼その8 (前回のお話)長くシクシクもやもや痛かっな腎臓とたくさん話して和解して。胃も、腎臓も、腰も、お尻もあがって、気分も上々、石垣島のトライアスロンの大会へGOGOという時、大会前日に『不安』の嵐が押し寄せてきました… 今回の石垣島は、トライアスロン用の自転車を買った自転車屋のスタッフさんで、バリバリのトライアスリートの方が、一緒のグループで行く予定でした。現地でわからないことは聞けばいいし、特にわたしは機械に弱いから、自転車の梱包や組み立てを万全の体制でやってもらえるー♪大丈夫ー♪と安心しきっておりました。ところが、、、 その方から前日の朝、電話が来て 『川村さん、耳が急性の病気になり、飛行機に乗れなくなったんです!行けません!』と。。 ガーン!!! とりあえず、夕方、輸送のため自転車の梱包に来てもらい、動画に撮って自分でもできるように教えてもらい、なんとか明日行ける準備が整ったと思って家に戻った瞬間、知恵熱。。 他にもグループで一緒に行く人がいるとはいえ、彼のことを頼りにして現地のことは全てお任せー!ホテルの場所なども全く調べて

森をツナグ
2021年4月13日読了時間: 4分


『からだとわたし』その7
▼その7 (昨日のお話し)宝満山に登ってみたら、身体が軽い♪太ももがよくあがるのです。太ももは腎臓の急所。胃が緩んだことで、腎臓も緩んだんですね。『軽くて嬉しいねぇ』と太ももの裏に話しかけて、対話が始まりました、、、 わたし『太ももの裏(腎臓)が軽くて嬉しいねぇ。山登りがサクサク登れるよ』 腎臓『うん♪褒めてくれて嬉しい』 わたし『一段一段楽しく登れるのが嬉しいねぇ』 腎臓『うんうん♪』 腎臓『いつも、次、次、って言われるから、こうやって、今やってることだけに集中して褒めてくれるの、嬉しいよ』 わたし『なんと!!!そんな風に感じてたんだ。たしかに、いつも次、次、って思ってやってるわ』 ひとつ、思い出された出来事がありました。7年くらい前のことです。不妊治療していた頃、母親から愛媛の松山に子宝に恵まれるお寺があるから、そこに行かないかと言われて一緒に行ったことがありました。 わたしは本当は嫌だった。なんでそんなことまでしなきゃいけないのか、でも、せっかく母親が考えてくれてと思って母親孝行と思って、気持ちはあまり乗らなかったけど、一緒

森をツナグ
2021年4月9日読了時間: 4分


『からだとわたし』その6
▼その6 (昨日のお話し)左股の付け根の痛みと身体の左側、頭から足まで一直線の硬い筋!呼吸を通してスッキリ身体が軽い軽い…♡ さて、左股の付け根の痛みもなくなり、身体が軽くなって、その数日後。あまりに天気がよくて、朝から身体が『宝満山!宝満山!登りたいー!』とうずうずしている感じがしたので、宝満山へ! トライアスロンの練習をしていいことがたくさんありますが、そのうちのひとつが『頭であまり考えなくなった』こと。身体を使うようになって、身体が動くようになった。わたしはめちゃくちゃパキパキ行動してる!と思われがちなのですが、もともと頭で考えるタイプ。あれやったらどうなるかな、この人はどう思ってるのかな、と頭でぐちゃぐちゃ考えて、あーでもないこーでもないと時間がとられて、結局わからなくなり行動できない…みたいなことがよくありました。 みなさん、そんなことありませんか? 最近はずいぶん減ってきましたが、トライアスロンの練習で本当にそれが減った頭のほうが身体より偉い、みたいに思ってたんですが、身体を信頼できるようになった。ほら『行動』って、『行く』と

森をツナグ
2021年4月8日読了時間: 3分


『からだとわたし』その5
(昨日のお話)胃の奥の一番固かったものを手放し、上半身がぐぐぐっーっと上がってルンルン気分♪だったですが… 朝起きたら、身体の別の部分に違和感が… 左側の鼠蹊部が痛い… なんだろ、と思って触ってみると、左側の股の付け根のキワドイところに赤いできものが!!!小さいサイズだけど赤く腫れて、中には膿が入っている感じ。腫れぼったい感じで、わりと痛い。というか、痛い!! えーー!!!来週末がトライアスロンの大会なのに!!このまま膨れ上がったら、大会どころじゃないじゃんねーなんでー!!?? わたしは極力病院に行かず、自分で治したいタイプ。とりあえずの対処で、化膿活点(化膿をおさえるツボ。股のところにある)を抑えて、万能薬の自家製ビワエキスを塗ってみる。痛い… これからどんどん痛くなる感じのやつや… 何が原因かなーとさぐりながらも、早朝からプールでトレーニングしたかったので、クロールで泳いでいると、、、 ここからは、みなさま、ご自身の身体で場所を確認しながら読んでいただくと、身体がいかに繋がっているか、想像できると思います。 股の赤いできものと、胃と(

森をツナグ
2021年4月7日読了時間: 4分


『からだとわたし』その4
(昨日のお話)胃から長年の訴えと、『かせがなきゃ』の裏にある気持ちを何度もやりとりして、完全に胃からの話を聞き終わりました。 聞き終わって、あ、もう『かせがなきゃ』を手放そうと決心しました。固い部分を包み込むようにイメージして、身体からその固い一点を手放すようにした瞬間、ふわっとその部分がやわらかくなり、ぐわぁぁぁっと上半身が上がっていきました。 どう頑張ってもあがりきらなかった肋骨が、開いていき、詰まっていた胸が内側から開き、胸全体がぐうーっっっとあがっていく感じ。錆び付いた蝶つがいがついてた木の重い扉が、ギギギギーと開く感じ。呼吸が奥の方まですうっっと入り、なんだこれ!気持ちいいー!という感じになりました。 お客さまに整体をさせていただくとよくこういう身体の変化がおこります。わたしにお客さまの身体の声が聞こえてくる感じがあるので、それをそのままお伝えして、その部分を包み込んでもらうような感じにしてもらう。 泣く方も多いです。身体はずっと我慢していて、それをようやく本人にわかってもらえたから。泣くのが一番ゆるみます。十分に身体が声を聞い

森をツナグ
2021年4月6日読了時間: 2分


『からだとわたし』その3
(昨日のお話)胃の中の声を聞いていくと、小さい頃から『〜しなきゃ』がずぅとあることがわかってきました。 胃と対話する中で、たくさんの昔のことが思い出されて、『これまでちっとも話を聞いてくれなかった!』と胃が言っているような感じだったので、昔に起こったひとつひとつのことを『うん、うん』と聞きながら、その感情を包み込むような感じにして、呼吸とともに手放す、それを繰り返しました。 整体のお客さまには、こうやって、ひとつひとつ、身体から聞こえてくる話を丁寧にお伝えしながら、一緒に包み込むような感じにして手放していくのですが、自分ではなかなか(笑)… もともと力技でなんとかやるタイプ。身体も追いやって追いやって頑張るタイプ。 優しく扱うことも覚えてきたのですが、ついつい『痛いところを早くとりたい!』と力でぎゅーっと伸ばしたり、丁寧に寄り添いきれずに雑になってしまっていました。 でも、それでは胃が納得しない感じだったので、本当に丁寧に、ひとつひとつ寄り添いました。 この対話、筑後川の河川敷、素晴らしく美しい風景をバックに自転車を漕ぎながらやってま

森をツナグ
2021年4月5日読了時間: 3分


『からだとわたし』その2
(昨日のお話)自転車に乗っていた時に、左側の胃の奥に何かすごく固いものがあって、その奥から聞こえてきた『かせがなきゃ!!』という声。 どういうこと?? 胃の声を聞いていくと… 個人事業主になってからは『かせがなきゃ』。社会人になってからは『ちゃんとしなきゃ』。小さい頃から学生までは『勉強しなきゃ』。常に『〜しなきゃ』がありました。 トライアスロンのトレーニングをしていても、友達と楽しくわー\(^o^)/と遊んでいても、テレビを見ていても、何をやっていても、どこか心の奥で常に『かせがなきゃ。こんなことに時間を使っていていいの?わたし』と思う自分がいました。常に胃の奥が緊張していていたのだと思います。 わたしは3人兄弟の長女で、実家は商売をやっていました。お母さんとずっと一緒にいたかったんだけど、弟たちに奪われ、お手伝いさんもいたのでお母さんとはあまり遊べず…いや、お母さんは忙しい中でたくさんの愛情を注いでくれていたのですが、わたしにはきっと足りなかったのだと思います。 なんとかして評価を得たい!注目されたい!と優等生になったのでした。失

森をツナグ
2021年4月4日読了時間: 2分


『からだとわたし』その1
トライアスロンをしていてよかったことはたくさんありますが、そのうちのひとつはトレーニングを通してこれまでで一番、身体に向き合えたこと。 走りながら、泳ぎながら、自転車のペダルを漕ぎながら、ずっと身体との対話をしていて、小さい頃からの自分の身体を振り返る機会になっています お客さまにわたしの身体のことをお伝えすると『わたしもですー!』と共感してもらえることも多い。ひとつでも気づきがあると嬉しいなと思って、身体のこと、綴っていきます 先日、水泳のクロールの息継ぎをやっていた時のこと。 わたしは右側で息継ぎをしますが、トライアスロンは海の中で泳ぐし、他の人も泳いで足が当たったり、息継ぎしたくてもできないこともあるから、左側でもできていたほうがよいと言われて、左側を練習すると… 沈む!!! もともと水泳は得意で、右側はすごくスムーズなのに、左側はいきなりカナヅチになったようにブクブク沈んで、息継ぎできない!苦しい!! なんでだろうと左側の息継ぎを繰り返しながら観察すると、左側の側面が伸びていない。右側はすっーっと身体全体が伸びているのに、左側は固

森をツナグ
2021年4月3日読了時間: 2分
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