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  • 執筆者の写真森をツナグ

プライベートなお話です



プライベートなお話です。

父が10月中旬に亡くなり、昨日、四十九日を終えました。享年82歳、腸閉塞からの誤嚥による敗血症と肺炎が原因でした。腰が痛くてあまり歩けなかったり、3度ほど肺炎をしていて次に肺炎になったら危ない、と言われてはいましたが、生命力の強いエネルギーの塊のような父親だったので90歳くらいまでは生きるだろうと信じていました。

集中治療室に救急入院してから10日間。何度か面会できて直接手を握って話ができたり、最期の瞬間にも立ち合うことができました。

想いの全てを伝えきり、最後は人工呼吸器をつけて言葉は聞こえなかったけどその想いを受け取って応えてくれている確かな感覚がありました。お通夜の日は、一人で寝るのは寂しいだろうと、葬儀場で隣に寝ながら、まだ本当に生きているようでたくさん話をしました。寂しくて残念な気持ちもありますが、それ以上に最期に一緒にいられて本当に幸せでした。

四十九日までは父やご先祖様を思い、父を想って晩酌したり、伝え残した想いはないか、その想いを受けとりわたしは何をしていくべきなのか考え続ける日々でした。

生きている間に心からの感謝を伝えたい。父親の功績を文章にしたい。そんな想いから、父親の生涯を自分史にまとめて渡したのが今年6月の父の日でした。

渡した時、父親は『棺桶にいれてくれ』と涙ながらに喜んでくれました。気持ちが繋がりあえて本当に嬉しかった。生きている間に伝えられて、心から通じ合えて本当によかったと思っています。

一番近くにいる大切な人だからこそ、素直に想いを伝えるのが一番難しい。でも、一番大切だからこそ、生きている間に想いを伝えて、お互いに受け取りあって、本心でつながりたい。

身体のつまりの奥に、言葉にならない心の声がある。それを聞いて受けとめてあげることが何より大切だと実感しました。

森をツナグの整体を通して、心と身体をつなぐお手伝いをしたいと、気持ちを新たにしています。たくさんの人が、自分の本当の想いに触れて、大切な人と繋がっていけますように。

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