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「自分を満たす」を大切にしたい

執筆者の写真: 森をツナグ森をツナグ

ウガンダやコンゴなどアフリカで、子ども兵や地雷除去などを行なっているNPOテラルネッサンス。佐賀で世界会議があると聞いて、行ってきました。わたしはアフリカの大地に惹かれるものがあって、特にここ数年タンザニアに行きたいのでそのヒントを得たいということと、代表の鬼丸さんの講演はご縁があって過去1度聞いて感銘を受けたので、また聞きたくていってきました。


講演の中で、テラルネッサンスに込められた意味と、大切にしていることのお話が響きました。テラ=地球、ルネッサンス=思い出す。みんなの心にある平和に対する思いは忘れがちだけどちゃんとひとりひとりの中に持っている。それを思い起こしてアクションにつなげる、そして多くの人が関わることがチカラになるのだと。


わたしが大切にする想いは何かを突きつけられた感じがしました。このところ、それが言語化できずにもやもやしていたのですが、あ、それは「自分を満たす」ということだ、と。つまり、本来は持っていたのに、知らずしらずのうちに蓋をして、忘れていた感情。それを思い出して、自分の気持ちに素直になって、やりたいことをやって、自分を満たしていくことだと。


東京で働いていた頃は、楽しかったし、充実していたし、日々仕事も頑張っていて収入も安定してあったけど、いつも心の中にどこかで不安で満たされていなかった何かがありました。普段は隠れているし見て見ぬ振りをできるけど、時々ものすごく不安が押し寄せ、どうしようと悩みにとらわれたり、ベットから起き上がれなくなったりしました。

一番伝えたい大切な人たちに、心の琴線に触れるような、触ると壊れてしまいそうな心の叫びを、言うことができませんでした。お母さんに嫌だったことやNOということを言っちゃいけないとか(反抗や反発はするのだけど本心を素直に言えない)、本当はこうしたいのに言えないとか。仕事や友達にはハッキリ伝えられるのに、本当に伝えたい人には、その気持ちの一番柔らかな、壊れやすいところは言えない。そんなこというとバカって思われるんじゃないか、嫌われるんじゃないかって。その心の叫びやモヤモヤを30代の10年、特にここ数年、ひとつひとつ丁寧に明確化していき、勇気を持って相手に伝えていって。そうすることで、ひとつひとつ自分の気持ちを満たしていって、本当は自分はこうしたかったのだという気持ちや想いを思い出していくことができた、そんなプロセスでした。


いま、収入は東京の頃とは比較ができないほど少ないけど、心の中にあった漠然とした不安が不思議となくなって、心の底から幸せで、人生で一番穏やかだなぁという日々を過ごしています。


自分を満たすことがどれほど心地いいことなのかを、広げたいのだと思います。整体で体を緩めることで、ガチガチに封じ込めた固い部分を緩める。体が緩むと心も緩んできます。大地や自然に触れることで、隠れていた、忘れていた感情が引き出されて、思い出す。整体や、森ツナグの自然の中で過ごしたり旅をすることを通じて、忘れていた自分の気持ちや感覚を思い出すこと、満たすことを広げていきたいのだと思います。


めいっぱい、やっていこうという気持ちを新たにしました。自分自身を大切にして、満たす人たちの輪を広げたい。体も心も。自分のことをたくさん、たくさん、大切にして、そしてその先にある幸せで満ちていて、穏やかでありながらもとっても楽しくてワクワクする毎日。それを一緒に見つけていきたいって思います。

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