太宰府天満宮は樹齢1000年をこえるくすのきの巨木がたくさん。「千年後の日常を一緒につくってみませんか」と題され、9年前からはじまったアートプロジェクト「くすかき」。
毎朝6時半から太宰府天満宮の広場に近所から子どもも大人も集まり、みんなでほうきで葉っぱを掃除して、みすで葉っぱについた砂や枝を落として、中央にくすの葉っぱを集めていく。
わたしは去年から参加している。これまで歴史は紡いでいくものだと思ったけれど、このプロジェクトを知って、歴史は新しく作れるのだ、そしてその歴史をひとりひとりの手で紡いでいくのだと衝撃を受けた。
去年よりも参加する人が確実に増えているのを目の当たりにして、着実に広がっているのだなぁと嬉しくなる。去年よりも子どもたちが大きく成長している姿を見て、とても嬉しくなる。地元の子だけじゃなく、東京から参加している人たちもいて、色々な場所からあつまり緩やかにつながっている、その関係性が心地いい。
くすかきの後は、くすのはを入れた匂い袋を子どもたちも一緒に作る。一袋に葉っぱ20枚。子どもたちは葉っぱを整えて、袋に詰めていく。大人は袋に折り目をつけて、糸でしばって、カタチにしていく。昔はきっとよく見られたであろう、みんなでひとつのものを作る光景がなんだか懐かしくて、そして眩しかった。
くすかきは、毎朝6時半から30分から1時間程度。月曜はおやすみで、土日は16時からも行う。最終日の4月21日には、日々のくすかきで集めた全てのはっぱを使って、かつて存在した、いまは枯れてなくなってしまった千年樟を描く「くすのかきあげ」行事が行われる。
http://igayasu.com/kusukaki/top.html
今年、わたしは毎日参加する予定です。お近くの方、ぜひご一緒して、千年後の日常を一緒につくってみませんか?
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